To Catch a Thief (1955) : 泥棒成金

『泥棒成金』(どろぼうなりきん、原題:To Catch a Thief)は、1955年のアメリカ映画。

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To Catch a Thief (1955) / 泥棒成金のあらすじ

ジョン・ロビー(ケーリー・グラント)はかつて「猫」(The Cat)と呼ばれ、金持ちからしか盗まないという独特な美学を持つ名高い宝石泥棒であった。警察に捕まり収監されたこともあったが、戦時下の爆撃のさなかに刑務所を抜け出して野に下り、レジスタンスとともに戦って英雄となった。その功によって事実上の恩赦が下り、今は仮出所の扱いながらも自由の身となり、リヴィエラを見下ろす高台の屋敷で悠々自適な生活を送っている。

そんなある日、リヴィエラの高級リゾート街で「猫」の手口そっくりの宝石泥棒事件が連続して発生する。上流階級の貴婦人らが後生大事に隠している高価な宝石が、次々と消え失せたのである。盗みは夜の間に誰の目にも触れぬ中で行われ、現場には何の痕跡も残されておらず、いかにも「猫」の仕業を思わせた。その噂はすぐに巷に流れ、警察も早速ジョンの家に押しかけてきた。身の危険を感じたジョンは逃亡し、昔の仲間に助けを求めるが、仲間たちですらジョンが自分たちを裏切り再び泥棒稼業に手を染めたと怒っていた。

もちろんジョンは全く身に覚えがなく、何者が何の目的で「猫」の手口を真似ているのかも分らなかった。そして偽者が、なぜ自分の手口をそこまで知っているのかも理解できなかった。彼は身の潔白を証明すべく、真犯人を挙げるための行動にでる。

そこで彼は、まず仲間から保険会社のヒューソンを紹介してもらい、偽の「猫」が狙いそうな宝石類の場所とその所有者を聞き出した。そしてヒューソンの顔と信用を後ろ盾に、ジョンは偽名のコンラッド・バーンズとともに、偽の身分の材木商を騙って社交界へと潜入する。ジョンが選んだターゲットは富豪のスティーヴンス母娘で、多くの宝石を持ち込んでいた。

しかし、ジョンが夜ごと目を光らしたにもかかわらず、スティーブンス夫人の宝石は偽者によって盗み出される。事情を知らない娘のフランセス(グレース・ケリー)はジョンが「猫」であることを気が付いていたと言って責める。そんな中、とある富豪の開く晩餐会に宝石を持った金持ちが集まると知ったジョンは、ここで偽者に対して罠を仕掛ける。

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